リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

2022-12-24から1日間の記事一覧

【医師と患者】B-9.医師の応招義務 村田 真一(兼子・岩松法律事務所・弁護士)

医会の『指定医師必携』は中絶に関する応召義務を否定している 医師法19条1項の規定する応招義務は、医師が医師の身分に基づき国家に対して負担する公法上の義務で、私法上患者に対して負担する義務ではないと解されている。同種の規定は、歯科医師法19条、…

ジュネーブ宣言の変更

1948年「人命を受胎の時点以降尊重し続ける」⇒1969年「人命を生命の始めから尊重し続ける」⇒2005年「人命に対して最大限の尊重の念を持ち続ける」 【医師の基本的責務】A-11.ジュネーブ宣言 1948年のジュネーブ宣言 1948年9月、スイス、ジュネーブの世界…

「母体保護法指定医師の指定基準」モデルの改定について[現行・改定対照表]

平成25年4月 日本医師会 [https://www.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20130424_2.pdf:title=「母体保護法指定医師の指定基準」モデルの改定について[現行・改定対照表]]改訂のポイント:日医白クマ通信 No.1663 2013年5月7日(火)定例記者会見「母体保…

1949年優生保護法改定について

第5回国会 衆議院 厚生委員会 第20号 昭和24年5月16日 谷口弥三郎参議院議員 第十三條の第三号に、生活が窮迫状態に陥るものとしてあげてありますのは、もちろん経済的関係も大いに加味しておるのでございますが、実は前回の優生保護法をつくりました当時に…

社会党の優生保護法案

1947年に衆議院に提出され、審議未了で廃案に 産児制限活動家であった加藤シヅエ、医師の太田典礼と福田昌子の3人が提出。草案は福田が書いたと言われている。福田が創立した純心女子短期大学の「福田昌子先生生誕百周年」によると、福田昌子も産婦人科医で…