リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

この火曜以来,ノルウェーから来た友人一家がホームステイしている。うちの娘と同い年の男の子と,そろそろティーンになる女の子が一緒で,けっこう慌ただしい。ようやく友人(日本人)とゆっくり話ができて,論文のことを説明したら,ひとつひとつの章のトピックで一冊ずつ本を書けるんじゃない?と言われてしまった。うーん,客観的な目で見なおすと,たしかに話が大きすぎる。ずいぶん狭めたつもりだったのに,また広がってしまっている。これじゃ論文としてまとまらないのも当たり前。再び重箱の隅を見つける作業になりそう……うーん,この秋もまた論文提出を見送らねばならないのだろうか。

PhDを取るのに13年かかったという友人の夫(アメリカ人)は,「4年で取ろうなんて早すぎる」と言う。そうかもしれないけれど,今の日本では「3年間でとれ」と言われるんだよ……。わが連れあいは理系なので,「3年間でドクター取るのは当たり前」という世界。友人夫妻は国際政治学が専攻。そこらへんのギャップが意識のズレを生み,プレッシャーを生んでいる。

だけど本当は,理系だろうと文系だろうと,学問の世界というものがいまだに分かっていない在野のわたしは,論文をさっさと終わらせて次の仕事をしたくてうずうずしている……というだけかもしれない。