リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

性と生殖、そして「生きる意味」を考えさせられる近未来小説

じつは私はSFファン(スペースオペラ以外ですが)。この夏に翻訳が出たばかりのジェイン・ロジャーズ作『世界を変える日に』をお薦めします。ネタバレになってしまうので詳しくは書けないけれど、裏表紙のあらすじを少し書き写しておきましょう。

バイオテロのため、子どもが生まれなくなる疫病に世界中が感染してしまった。このままではいずれ人類は絶滅する。十六歳のジェシー・・・の愛と勇気を鮮烈に描き出した作品。

さわやかな読後感は得られないかもしれないけれど、インスパイアリングなアーサー・C・クラーク賞受賞作品です。読んだ人と感想を語り合いたいなぁ〜。

世界を変える日に (ハヤカワ文庫 SF ロ)

世界を変える日に (ハヤカワ文庫 SF ロ)

一読後、発作的にトム・ゴドウィンの『冷たい方程式』を読み返したくなりました。全然違うのに。行き場のなさ加減が似ているからか? 

冷たい方程式―SFマガジン・ベスト1 (ハヤカワ文庫 SF 380 SFマガジン・ベスト 1)

私が持っているのは↑なんですが、新版が出ているようなので、書誌情報はそちらを紹介しておきますね。

冷たい方程式 (ハヤカワ文庫SF)