リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

1965年5月号の『婦人公論』の胎児写真

資料の山からひょこっと出てきて,久しぶりに上述の雑誌に掲載された写真を見ました。うーん,中絶された胎児を目の当たりにしたことなんてほとんどない当時の読者にとって,これはやっぱりショッキングでしょうね。1970年7月の朝日新聞に載った胎児写真は,まだしも「ニルソン化」しているというか,少しは見る人に配慮されていた感がありますが,『婦人公論』のは,どこがどこか分からないのがかえってグロテスクな感じがします。

ただし,朝日新聞もエディションによってはもう少し鮮明な胎児写真が載っていたような記憶があります。記憶違いかもしれませんが,あくまでも「縮刷版」に載るのは,比較的新しい(つまり,批判を浴びて修正された後の可能性もある)版が載りますね。