リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

子どもたちにどんな「科学的知識」を教えるのか

アメリカで小学生に「中絶は早産を増やす」と教える法案が出ているそうです。以下を参照。

Bill would require students be taught abortion is risk factor for preterm births

共和党上院議員ウォレン・ダニエルは「この法案は若者に健康上のリスクについて科学的情報を与えるためのもの」、「科学的根拠に基づき、イデオロギーではない」と言っている(日本でも似たようなセリフを聞いたような・・・)。

もちろん、賛否両論が飛びかっているそうです。

たいへんだなぁと思う反面、アメリカで子どもたちに「何を教えるか」がオープンに議論されていることは、うらやましいような気もします。日本の理科の教科書は、いつのまにか「胎児生命礼賛」「女性軽視」になってしまっているというのに・・・。フェミニストの研究者不足が、その背景にあるのですが。

日本でも、女性手帳の配布問題、道徳の教科化の問題など、いろいろ気になるけれど、とても手が回らない。だれかにやってほしい!