リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

オンラインで中絶薬を入手する人が急増中

Ms. Magazine 2/7/2022 by CARRIE N. BAKER

People Are Getting Creative Obtaining Abortion Pills Online

中絶規制が厳しくなっているアメリカで、中絶薬の入手についてミズが報じているところを仮訳してみます。

多くの人がアメリカ国外からオンライン薬局に直接注文して中絶薬を手に入れています。Plan Cの研究者たちは、多くのオンライン薬局から中絶薬を注文し、その薬の品質を検査することによって、これらのオンライン薬局を吟味しています。Plan Cのウェブサイトでは、質の高い薬を送るウェブサイトを費用と配送期間とともに掲載しています。その中には、Secure Abortion Pills(200ドル、14日後の配達)、Abortion Rx(239ドル、8日後)、Generic Abortion Pills(291ドル、6日間)、Buy MTP Kits(301ドル、6日間)、 Abortion Privacy(380ドル、5日間)とOnline Abortion Pills(480ドル、4日間)などがあります。これらの薬局では、中絶薬を入手するために処方箋を必要としません。


多くの人が利用しているもう一つの選択肢は、レベッカ・ゴンパーツ医師が運営するオーストリアを拠点とする医療機関Aid Accessを通して中絶薬を注文することです。Aid Accessは、オンラインフォームを使って医師の監督下で遠隔医療の予約を取り、中絶薬を米国内の患者に発送しています。ゴンパーツは最大110ドルの変動制料金を請求しています。


規制の厳しい州の人々が利用している3つ目の選択肢は、遠隔薬による中絶を許可している米国の州にいる医療提供者から遠隔薬による中絶治療を受けるための郵便物の転送サービスです。医療提供者は、その医療提供者が開業許可を得ている州に住所を持つ患者にのみ薬を郵送することが許されているため、人々はiPostal1.comやAnytime Mailboxなどの郵便転送サービスから、遠隔医療の診察に使うための住所を借りているのです。そして、そのサービスを利用して、自分の住んでいる州に薬を転送してもらうのです。