日本は”緊急”避妊手段が店頭販売されていない異常な国
#なんでないの福田和子さんからWHOにContraception/Family planning and COVID-19という記事があると教わった。2020年4月6日付で、質問形式で説明されている。
問:COVID-19のパンデミックのあいだに妊娠するのは避けたいです。どうすればいいですか?
答:妊娠したくなければ、お好みの避妊手段を始めるか使い始めるべきです。電話やオンラインで医療専門家から情報や避妊サービスを受けられる場合もあります。
それらのサービスにアクセスできない場合には、お近くの薬局やドラッグショップで処方箋の不要な手段(コンドームや脱精子剤、ダイアフラム、あるいは緊急避妊ピルなど)を選べるかもしれません。
いや、だから……そういう手段を得るために、日本では処方箋が必要なんだけど……と思ったら、下の方にちゃんと書いてあった。
問 私は政策立案者です。どうすれば確実に避妊や家族計画の情報やサービスを国民に届けられるでしょうか?
答:店頭販売を検討するなどして、緊急避妊薬へのアクセスを確実にすることです。
そもそも”緊急”に必要になる薬なのに、少なくとも先進国では、対面診療や処方箋を必要にしてきた日本の取り扱いの方が異例なのだ。
なお、緊急避妊薬にはレボノルゲストレルを主成分とするノルレボなどの製品(性交後72時間以内に服用)と、ウリプラスタール酢酸エチレル(性交後120時間以内に服用)を主成分とするella(エラ)などの製品があり、共にWHOの必須医薬品リストに掲載されているが、日本では前者しか認可されていない。
一方、あすか製薬株式会社は、2019年12月24日に経口子宮筋腫治療剤 CDB-2914(一般名:ウリプラスタール酢酸エチレル)の製造販売承認申請を出している。
病気治療薬ならOKで妊娠を避けたい女性が望む避妊や中絶はダメって、リプロの精神に反してます!