リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

緊急避妊薬、薬局で購入可能に 来年にも、望まない妊娠防ぐ

どんな運用になるのか、全くもってブラック・ボックス

まだまだ朗報とは言えそうにありません。

以前のOTC化審議の際、政府の検討委員は事後の産婦人科診察を義務付けるとか言っていた覚えがあるし、そうなったら妊娠検査はもちろん、性感染症検査なんかもセットでされたら相当な負担になるはず。いつものごとく、妊娠関連の産婦人科医療は全く健康保険がきかないし……。さらには、「転売禁止」のために、身元確認も義務付けられるのではないか。となると、プライバシーもさらすはめになるし、未成年は親への申告が義務付けられるかもしれない……。

杞憂であれば嬉しいけれど、これまでの産婦人科医療のありかたを考えると、そんなことはありっこないと、否定しきれない気がする。

以下、2020/10/8 0:38(JST)update版。

 政府は7日、性交直後の服用で妊娠を防ぐ「緊急避妊薬」について、医師の処方箋がなくても薬局で購入できるようにする方針を固めた。性暴力を含め、望まない妊娠を防ぐ狙い。性犯罪の被害者や、若者を支援する団体などから処方箋を不要とし、緊急時に簡単に入手できるよう求める要望が出ていた。2021年にも導入する。


 緊急避妊薬は、性交後72時間以内に服用することで妊娠を高確率で避けられる。現在は原則、医師の診察を受けて処方箋をもらわなければ入手できない。欧州やアジアなど世界86カ国では医師の診察なしで購入することができ、日本は国際的な遅れが指摘されていた。

と、配信されていました。

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