リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

堕胎容疑 ベトナム人実習生再逮捕 岡山・津山署、薬服用しトイレに 「妊娠したとなれば国に帰らされる」

5/7(木) 18:18配信山陽新聞デジタル

 岡山県津山市の住宅団地の合併処理浄化槽内で乳児の遺体が見つかった事件で、岡山県警捜査1課と津山署は7日、堕胎容疑でベトナム国籍の同市、技能実習生の女(22)を再逮捕した。

 再逮捕容疑は、4月11日午後8時ごろから翌12日午前2時ごろまでの間、自宅で堕胎薬を服用し、トイレに乳児を排出した疑い。「技能実習生の身分で妊娠したとなれば、ベトナムに帰らされてしまうことから堕胎することにした」と容疑を認めている。

この記事で気になったところ。

  • 技能実習生のリプロダクティブ・ライツが全く無視されているのが、そもそも人権侵害ではないのか。

中絶薬を堕胎目的で使えば「堕胎薬」ということになるのか。それとも日本では中絶薬は認可されていないので、すべて堕胎薬ということになるというのか。
「乳児」というより、「嬰児」が正しいのではと思ったのだが、児童福祉法では誕生したその日から「乳児」となるらしい。
一連の表記・報道内容が「中絶のスティグマ化」にあたる。