リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

I run a Louisiana abortion clinic. Despite Supreme Court win, I'm nervous for our future.

ルイジアナの中絶禁止法に違憲判決は下ったものの現実は厳しい……

日本の県よりはるかに大きく、妊娠可能年齢の女性が100万人いる州内に、かつては11あった中絶クリニックは今やたった3つだけ。2種類のピルを郵送してもらえれば妊娠を終わらせられるのに、何百マイルも離れたところまで出かけて行き、3日間も待たされ、その間の宿泊費、交通費、残してきた子どもたちの保育費がかかり、休んだ仕事の分収入は減る……そんな中絶しかできないルイジアナ。女性の健康には関係なく、もはや嫌がらせとしか思えないような理不尽な規制のために、貧困層の生活は逼迫している。

これでは「女性の権利に基づく中絶」とはとても言えない。酷い。

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