翻訳のありか
条約の締結状況等については男女共同参画局の以下のページにあります。
女子差別撤廃条約 | 内閣府男女共同参画局
女子差別撤廃条約や一般勧告、報告書等の翻訳は男女共同参画局にあります。
女子に対するあらゆる形態の差別の撤廃に関する条約(CEDAW) | 内閣府男女共同参画局
女子差別撤廃条約選択議定書の和訳は国際連合広報センターにあります。
www.unic.or.jp
政府としては、選択議定書は締結していないから訳していないと言うのかもしれませんが、本来、条約を交わしたらその内容を実現していくのが筋であり、日本国憲法にも条約を誠実に遵守することがうたわれています。
第九十八条
この憲法は、国の最高法規であつて、その条規に反する法律、命令、詔勅及び国務に関するその他の行為の全部又は一部は、その効力を有しない。日本国が締結した条約及び確立された国際法規は、これを誠実に遵守することを必要とする。
なお、「女子差別撤廃条約」というのは日本政府の訳です。ここ10年くらいのあいだに「大人の女」に対しても「女子」と呼ぶことへの違和感が徐々に減ってきましたが、「女子」という言葉に「おんなこども」のニュアンスを感じ取って嫌うフェミニストはけっこういます。わたしもその一人で「女性差別撤廃条約」と呼んでいます。