8月9日(火)21時~ zoomで開催!
お申し込みは下記へ
https://peatix.com/event/3323109
日本では10人にひとりが中絶の経験者といわれています。経口中絶薬の承認から中絶のスティグマ、配偶者同意要件まで、中絶問題の研究家:塚原久美が、世界の動向に照らして日本における中絶の問題点と展望をわかりやすく示した入門書を出版致しました!
こちらのイベントでは出版記念として、なぜこの本を書こうと思ったのか?一番伝えたいことは何か?日本のリプロ政策を逆行させた2005年の与党によるバックラッシュやその他、書ききれなかった事を含め、ジェンダー視点で語ります。
平日の夜ですがぜひご参加いただけると幸いです‼
*こんな人におすすめ*
・日本の中絶の過去と現状、今後について関心がある人
・性と生殖に関する健康と権利に関心がある人
・日本のジェンダー課題に関心がある人
・「日本の中絶」の内容に関心がある人
「日本の中絶」目次をご紹介!
はじめに
第一章 なぜ中絶はタブー視されるのか
明治時代に作られた堕胎罪/日本の産児制限運動/優生保護法による中絶の合法化/中絶天国/現在も残る配偶者同意の問題/水子供養の作った罪悪視と偏見/日本におけるバックラッシュ
補論1 刑法堕胎罪と母体保護法
第二章 日本の中絶医療
中絶医療の遅れと堕胎罪/日本の搔爬は第一次中絶革命止まり?/避妊しにくい日本/中絶が「産む」「産まない」の砦に/儲かる搔爬/『必携』を読む/『必携』の問題点/胎児へのこだわり/『必携』の中絶観/実態調査/日本の中絶は安全なのか/中絶ケア・ガイドライン
補論2 日本の中絶方法の特殊さ
第三章 中絶とはどういう経験か
産んで養子に出す/最初の中絶/二度目の妊娠と流産/中絶の背景/日本の女性たちの声/海外の女性たちの声/いのちの教育とフェイクビデオ
第四章 安全な中絶
中絶と女性解放運動/ポッツ博士へのインタビュー/第二次中絶革命/第三次中絶革命/安全な中絶/吸引法とは/日本にすでにある中絶薬/中絶観が変わる海外/WHOの推奨する安全な中期中絶の方法
補論3 中期中絶とはなにか
第五章 性と生殖の権利
近代の人権〜戦前まで/世界人権宣言と人権規約/女性差別の撤廃へ/リプロダクティブ・ライツへ/北京会議/二一世紀の動き/国連女性差別撤廃委員会からの二度の勧告/合法的で安全かつ包括的な中絶ケア
補論4 経口中絶薬をめぐる情報
第六章 これからの中絶
四つのA/平均卸価格七〇〇円台の薬が一〇万円に/経口中絶薬の歴史/避妊より中絶が先行した日本/アメリカの中絶費用/高額な日本の中絶/医師は自由に価格を設定できる
補論5 不妊治療の保険適用
おわりに