リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

プレグランディン腟坐剤の報告書記入および運用要領

日本産婦人科医会によるプレグランディンの管理

プレグランディン腟坐剤の報告書記入および運用要領

本剤は従来の薬剤と異なった性格を有するものであり、母体保護法指定医のみに提供される「妊娠中期の治療的流産」に用いる腟坐薬であるので、その管理に当たっては適正な取扱いが必要です。
1.帳簿の種類
施用明細書(A)
報告書(B)
2.施用明細書
医療機関の管理者または薬剤部(科)長は腟坐剤の保管、管理について、上記1の(A)に記入する。
(1)購入数量
卸から購入の都度、年・月・日・数量(錠数)を記入する。
(2)施用数量、カルテ番号
〔指定医師からの請求(処方)にもとづき〕1症例ごとに各欄に記入する。
(3)所有数量
購入、施用の都度、その時点の所有(在庫)の数量(錠数)を記入する。
(4)備考欄
薬剤が有効期限をすぎ使用不能になった場合などに(A)(B)の備考欄に記入する。
(5)施用明細書は、同一年度における最終記載の日から2年間保存する。
3.報告書
(1)医療機関の管理者または薬剤部(科)長は報告書に必要事項を記入し、各年4月 15 日までに各都道府県産婦人科医会に提出する。
(2)初回購入時に、その施設名が原簿に登録される。
一度登録された施設はそれ以降の購入量、施用量、所有量が「0」の場合でも、必ずゼロ報告書を提出する。
但し、発売以来、一度も購入していない施設はゼロ報告の必要はない。


(A) プレグランディン腟坐剤施用明細書
(記入例など)
*購入数、施用数量、返品数量、現在所有数量を記録することになっている。