International Consortium for Emergency Contraception (ICEC) の情報より
WHOは先月、世界各国で使われている避妊手段に関する調査を行った。調査期間はすでに過ぎているので、日本人で他に答えてくれた人がいることを願っているが、その報告で、なんと18種類もの避妊方法が並べられていたので仮訳で紹介する。
世界保健機関（WHO）の性と生殖に関する健康・研究（SRHR）部門は、25年近くにわたり、関連パートナーと協力して、質の高い家族計画プログラムの実施を支援するために、エビデンスに基づいたガイダンス（医療適格性基準（MEC））を作成してきた。WHOのMECには、いくつかの国、特にLMICs（低・中所得国）で一般的に承認され、事前に認可され、登録され、広く使用されている方法が含まれている。それにもかかわらず、有効で安全であるにもかかわらず、広く登録されておらず、利用できない新しい避妊法の存在がますます明らかになってきている。
現在Medical Eligibility Criteria (MEC)に含まれている避妊法
1. 低用量（エチニルエストラジオール35mcg以下）の経口避妊薬 （COCs）※マーベロン
2. 複合パッチ（P）
3. 複合膣リング（CVR）
4. 複合注射避妊薬（CICs）
5. 黄体ホルモン単独ピル（POPs）※ミニピル
6. 酢酸メドロキシプロゲステロンデポ（DMPA）※メドロキシプロゲステロン酢酸エステル錠2.5mg「F」があるが、避妊用には使われていないようだ
7. エナント酸ノルエチステロン（NET-EN）※避妊用では見当たらない
8.レボノルゲストレル（LNG）およびエトノゲストレル（ETG）インプラント※インプラントはない
9. 緊急避妊ピル（ECPs）※レボノルゲストレル
10. 銅含有子宮内避妊器具（Cu-IUDs）※ノバＴ
11. レボノルゲストレル放出IUD（LNG-IUD）※ミレーナ
12. 緊急避妊用銅製IUD（E-IUD）※10を使える？
13. プロゲステロン放出腟リング（PVR）
14. バリア法（BARR）（男性用コンドーム、女性用コンドーム）
15. 受胎意識に基づく方法（FAB）
16.授乳期無月経法（LAM）
17. 人工授精法（CI）
18. 女性・男性不妊手術（STER）
日本には2,3,4,6,7,13がないのかな？
