リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

2022-04-28から1日間の記事一覧

ヴェラ・ドレイクの過ち

注入法で闇堕胎をしていたというのは空想物語だった ジェニファー・ウォース 2005年1月6日(木)12:14 GMT www.theguardian.com 注入法のことを調べていたら映画「ヴェラ・ドレイク」の評が出てきた。 ヴェラのやり方はかなり怪しいものだったらしく、それを…

キュレットの使用に関する日本最初の記述において「搔爬」の使用は否定されていた

これがなぜ日本で「当たり前」の中絶方法になったのか…… 日本で初めて搔爬が紹介されたのは、1906年の日本婦人科学会雑誌一巻に載ったドイツの論文の抄訳だったという(太田典礼『堕胎禁止と優生保護法』1967年経営者科学協会)。そこでこの1906年の第一巻を…

中国の複雑な中絶問題

*Bangkok Post, April 20, 2022 ライター:李福賢一人っ子政策、二人っ子政策を経て、今度は中絶を規制するという中国。人権侵害にもほどがあるけど、日本は他山の石にできるのでしょうか?仮訳します。 中国における最近の公式声明は、中絶に対する規制強…

産婦人科医療をビジネスにしてはならない

医は仁術? いや、算術に堕していないか 少子化だから避妊や中絶が高いのは当たり前?いやいや日本は出産料金も懲罰的に高い1994年に分娩費と育児手当を統合して 出産育児一時金を30万円にこの時点ですでに諸外国より高いのに 医師がそれを上回る値上げを続…

中絶薬の価格の行方があやぶまれます

産婦人科医療のビジネス化問題についてFRaUに新しい記事が載りました! gendai.ismedia.jp