リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

2022-05-08から1日間の記事一覧

中絶の費用設定について

WHOでは2003年の『安全な中絶』(初版)の時から、中絶は女性にとって利用しやすい価格に設定すべきだと述べていた。 中絶医療に利用料、医療保険、その他の費用回収手段を適用する場合、女性のサービス利用を妨げないように設計されなければならない。 …… 5…

世界の中絶合法化・非犯罪化の動向

最近は「 カトリック 」国での中絶合法化・脱犯罪化が目立つ2017.9.23 チリで女性の生命保護等を理由にした中絶を合法化 2018.5.26 アイルランドで憲法修正条項を国民投票により撤廃 2019.10.22 英連邦の北アイルランドで同性婚と中絶が解禁 2020.3.18 ニュ…

米国における人工妊娠中絶の自己負担額と保険受け入れの動向(2017~2020年)

アメリカでは中絶に公的資金を使えない州が多い Trends In Self-Pay Charges And Insurance Acceptance For Abortion In The United States, 2017-20概要と本文を仮訳してみます。 概要 ハイド修正条項は、メディケイドを含む連邦資金が中絶医療をカバーする…

寄付金による運営から企業として持続的運営に成功したDKTインターナショナル

Woman Care Global, a company of DKT International How One Social Marketing Organization Is Transitioning From Charity to Social Enterprise by Christopher Purdy First Published April 13, 2020 Research Article https://doi.org/10.1177/1524500…

院内集会「中絶薬の認可を前に今こそ知りたいWHO新ガイドラインと中絶薬」について

5月10日 参議院議員会館で開催:申込受付中 お急ぎください! 現地参加・オンライン視聴共にお申込みください。(人数制限有)5月10日(火)院内集会「WHO新ガイドラインと中絶薬」主催RHRリテラシー研究所 https://www.rhr-literacy-lab.net/ rhr.lit.lab@g…

旧来の法律で女性の中絶の権利が制限されているバングラデシュ この国では任意流産は犯罪です

Roe v Wade to be overturned? ロウ判決の中絶に対する憲法上の保護が失われる可能性があることは、リプロダクティブ・ライツだけでなく、リプロダクティブ・ジャスティスの枠組みの必要性を強調しています。リプロダクティブ・ジャスティスとは、公平性と包…