リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

2022-12-28から1日間の記事一覧

第63回国会 参議院 予算委員会 第13号 昭和45年4月2日

内閣法制局第一部長 政府委員(真田秀夫君) お答え申し上げます。 御指摘のとおり、憲法は第十三条で、ただいまお述べになりましたような規定を置いておりまするし、いわゆる基本的人権の保障を数々定めているわけでございますが、やはりこの基本的人権の保…

医師法違反?

中絶薬について嘘の情報を書いているクリニックの医師たちは医師法の以下の条項にひっかかりませんか? 第七条 医師が第四条各号のいずれかに該当し、又は医師としての品位を損するような行為のあつたときは、厚生労働大臣は、次に掲げる処分をすることがで…

厚生省と日母

ノーグレンの『中絶と避妊の政治学』より 青木書店版p.104 1963年に、厚生省は日母のリーダーに対して、日母会員は現に生活保護を受けている女性のみに経済条項を適用するというルールを守っているのか、中絶が年間100万件以上も行われている事実をどうとら…

水子供養の源泉

ノーグレン『中絶と避妊の政治学』 青木書店版p.103 第5章中絶の政治に出てくる生長の家の谷口雅春の話。 優生保護法はアメリカに押しつけられた「人口統制政策の一環だと主張し、それが、やはりアメリカに押しつけられた憲法同様に日本の伝統的価値を蝕み、…

産婦人科医の人数

だいぶ減ったのかな? 現在、校正しているノーグレン著『避妊と中絶の政治学 増補版』の第4章注63に次の記述が見られる(漢数字は算用数字に変更)。 現在、日本にはおよそ1万6,000人の開業産婦人科がおり、そのうちの1万3,500人ほどが日母の会員である。産…

戦後の中絶料金と現在の中絶料金

1949年の中絶料金は今の価格なら? ノーグレン(2008年邦訳p.96の注98)によると: 谷口は1949年に中絶の費用は約1500円で、高くても2000円だと報告している(『参議院厚生委員会会議録』第18号(1949年5月6日)4頁)。ところが、1950年5月14日の『毎日新聞…

緊急避妊薬のパブコメ

中絶薬についても承認前にパブコメを行ってほしい! 「緊急避妊薬のスイッチOTC化に係る検討会議での議論」に関する御意見の募集について以下は冒頭を紹介。 「緊急避妊薬のスイッチOTC化に係る検討会議での議論」に関する御意見の募集について 医療用から要…