リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

子どもの学習雑誌についてきた実験キットでプランクトンを飼いはじめて1週間強。プランクトンの死骸や残ったエサなどで,ひどく水が汚れてきたので,いったん前の水ごとガラスの花瓶に移して水槽を洗った。一晩汲みおいた水と粗塩で塩水を作って,やれやれと入れ替えようとしたら……あまりにもプランクトンが小さいので,うまくすくえない。教材本には「スプーンですくって」と書いてあったけど,ごま粒よりも小さいプランクトンたちは,するりと逃げてしまうのだ。それ以前に見えない! いろいろと手を替え品を替えて救い出そうと努めたのだけど,やればやるほど,生きて動いているプランクトンの数が減っていった……最終的に新しい水のほうに移せた(と確信できた)のはたったの3匹。それも,夕方の時点では,少なくとも1匹は動いているのを確認できたのに……夜に見たときには,もはや何も動きが感じられない。しーんとした水の中を懸命に目を凝らしたら,プランクトンの死骸が浮かんでいるのがその「形」で分かった……ちょっとショック。

それにしても,最初は卵から何百も孵化した。それが日を追うたびに減っていき,入れ替わるように,最初は点にすぎなかったプランクトンの形が,ほーんの少しずつ分かるようになっていった。慣れもあって,流氷の天使クリオネみたい……なんて多少なりとも愛着を抱きつつあったのに。それでも,懲りることなく,すかさず新しい卵を入れた。(明日に続く)