リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

2日連続で,こんな話題ですみません。昨夜卵を入れたプランクトンが,早くも孵化していた! 良かった,良かった。20日間で成熟し,うまくいけばつがいを作って卵をもつのだという。こんなに小さくて有性生殖なんだ!と,びっくり。クリオネは雌雄同体の貝の仲間だったはずだ。教材の説明文と拡大写真によると,こちらのプランクトンはエビの仲間らしい。うーん,こういうのを食べて生きる魚たちもいるんだよね。子どもの観察実験のために(いや,わたしの道楽のために)使ってしまって,ごめんなさい。

そういえば,この春に21世紀美術館で見た捕鯨をテーマにした作品によれば,オキアミやエビをクジラは常食しているのだとか。体格に比してけっこう小さいものを食べているわけだ。実際,龍涎香(りゅうぜんこう)のインスタレーションの周りは,乾いたエビの臭いが漂っていた。

ところで,鯨と書いたとたんに,先週,のとじま水族館で撫でてきたおとなしいイルカの手触りと,先週,スーパーで売っていたクジラ肉とがフラッシュバック。ついでに,先週さばいたイカのはらわたのことも思いだし……生命はたいせつに,という言葉の意味を改めて思ったりする。

もうひとつ,弱肉強食,食物連鎖から連想したことをひとつ。

マンションの庭付き1階に住んでいるわたしの親が,近所のスズメを餌付けに成功(?)した。毎日,餌と水をやってると,ピーチクパーチクと何十羽も集まってくるようになったのだ。父が作った実用一点張りの水浴び台で,水を跳ね散らかして遊んでいる姿に,ただのスズメでも,けっこう可愛いものだな……と思ったので,最近,マンションの屋根部分に餌をばらまいてスズメを集めようとし始めたのだけど……それが全然,食べた形跡がないのだ。空中から見えないのかなと思って,大きめに切ったパンくずを置いてみたけど,怖れていたカラスさえもやってこない。おかしいな……と思って,野生の鳥の鳴き声を意識していて……はっとした。

この春から,金沢南部のうちの近辺では,どういうわけかトンビの夫婦がしょっちゅう上空を舞っている。ピーヒョロヒョロと聞こえるその鳴き声と,元パラグライダー乗りとして羨望せざるをえない見事な旋回は,けっこうのどかでいいものだよね……と思ってはいたのだけど,そういえば,あれが聞こえるようになった頃から他の鳥を見ないような気がする。去年は,うちのベランダの花をねらって時々小鳥が来てたのに。

……と書いていた今,かすかに小鳥の声がしたので,そーっと餌をやったところを見に行ったら,パンくずが減っていた! うれしくなって,またパンくずを蒔いてきてしまった。こんなことばかりやってちゃあかんのだけど,でもうれしい。さて,仕事に戻ろう。