リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

朝日新聞の記事に?疑問?〜堕胎と中絶の使い分け

2011年12月7日の朝日新聞文化面にあった「銀の街から〜サラの鍵」という沢木耕太郎さんの記事の最後に、現代のパリをで生きる女性が「夫に堕胎を勧められている」という記述がありました。

「堕胎」って、日本語では刑法堕胎罪の「堕胎」であって、違法行為ですよね?

「中絶」と表記すれば、(日本では)母体保護法によって(限定付ではあるけど)違法性阻却されている行為になります。

現在のフランスでは、広く「中絶」が合法化されているので、たぶん「堕胎」よりも「中絶」が妥当な文脈ではないかと思ったのですが・・・。

朝日新聞に問い合わせメールを出したので、どんな回答が来るかなあ?

ちょっと楽しみ。

(事後談:結局、返答は来ず、無視されました・・・またか。)