今日の本は、Rebecca J. Cook編の"Human Rights of Women"・・・訳すと、普通なら「女の人権」なんですが、それじゃ"Women's Rights"と言うのと変わらない。そこであえて、「女たち(女に生まれついた人々)の人間(ヒト)としての諸権利」と言ってみたい。結局、そういう話だと思いますので。
- 作者: Rebecca J. Cook
- 出版社/メーカー: Univ of Pennsylvania Pr
- 発売日: 1994/11/01
- メディア: ペーパーバック
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副題は、National and International Perspectiveで、全5部、23章にも渡り、多彩な執筆者の論集となっている分厚い本です。
今日はたまたま先に目についたこの本を紹介しましたが、Rebecca Cookは、Oxford Pressから出たBernard M. DickensおよびMahmoud F. Fathallaと共著の"Reproductive Health and Human Rights"のほうが、新しいということもあって、より「重要本」かもしれません。
- 作者: Rebecca J. Cook,Bernard M. Dickens,Mahmoud F. Fathalla
- 出版社/メーカー: Clarendon Pr
- 発売日: 2003/06/19
- メディア: ハードカバー
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ただ、日本の場合は、女性の「リプロダクティヴ・ライツ」の意味合いが浸透していないので、カイロ会議直後に出た、先に紹介した本の議論を参照したほうが、かえって分かりやすいのかなぁ・・・と思ったりもします。
なんにせよ、関心のある方々には、ぜひチェックしていただきたい本たちです(私も全部を精読したとは到底申しませんが)。