リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

憲法解釈変更で戦争のできる国に? 冗談じゃない!

誰が戦地に赴くのか? 自衛隊? それとも普通の人を(女性も?)徴兵制するの?

そういったことが全く論じられないまま。

自衛隊員だって、今、入隊している人は、まさか自分が戦争の前線に行くだろうという覚悟や認識をもって入隊はしていないのでは。ましてや、日本人が殺されそうな場面とかではなく、外国人兵士を守るための「合法的人殺し」が許される存在になることを、いったいどれだけの人が納得しているのでしょう。


安部政権の憲法解釈変更により、状況が変わって、「人殺しをするかもしれない自衛隊員」になったのだから、除隊したい人の保障をすべきだと思う。

第二次世界大戦の頃、前は性格の良かった兄が戦争を経験してきたことで、自分が何を経験したかは全く口にしないまま、自暴自棄な生活になっていった・・・といった話を聞いたことがあります。

何があったのでしょう・・・強制的レイプ、一般人への無差別的な暴力、飢餓と奪略、同僚の人肉を食べて生き延びた経験・・・悲惨な話はちらほら耳に入ってきますが、本当にそれが行われたのだとすれば、生身の人間にはとても耐えがたいエピソードではないでしょうか。

彦坂諦さんの著作などを通じて、前線の兵士がなめた悲惨を少しは聞き知っているので、やっぱり「戦争」体験は人間を狂わせる、決して幸せな方向にはもっていかないものだと思います。

そして、知っている人の数人に一人は死んだという沖縄戦の悲惨も、深く思い起こす必要があります。

イラン・イラク戦争の時の「まるでテレビゲームを見るかのような非人間的な大量殺戮」のことも思い起こす必要があります。

そして何より、こんな日本を危険にさらすような政権を次の選挙で絶対に許さないこと、大阪市長も同様ですが、「有権者はこんなことまで支持していない!」ということをはっきりさせる必要があるように思います。

もっと賢くなりましょう。日本を軍事国家に仕立て上げていきそうな人々とは決別しましょう。まだ間に合います。間に合うと信じたいです。

政治音痴のわたしですが、今日は言わざるを得なくなりました。

10代の娘が戦場に行きませんように。娘の配偶者が戦場で死んだりしませんように・・・日本は少子化ではなかったのですか? 若い世代を戦争で失ったりしたら、この国はそれこそ滅亡の道を行くしかないのでは?

それとも、アジア諸国に比べてはまだある「金」を使って、傭兵でも集めるつもりなんでしょうか? 日本の労働市場には外国人を入れず、兵士としてだけは入れるなんてことになったら、それこそ差別だと思います。