リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

Contraceptive Use by Method 2019

United Nations, Department of Economic and Social Affairs

2019年の国連のデータ(United Nations [2019])によれば、「近代的避妊法」の使用が8億4200件(44%)に対して「伝統的避妊法」の使用が8000万件(4%)と圧倒的に近代的手法が増えていたが、国によって使用されている避妊法はかりまちまちである。全世界で既婚女性の出生抑制法として最も利用されている方法は女性不妊手術26%23)で、IUD20%、男性用コンドーム18%、ピル15%が続く。未婚者では男性用コンドームが33%、ピルが26%である。既婚と未婚を合わせた数値だが、先進国ではピル(16.5%)と男性用コンドーム(16.4%)が最も普及しており、ピルはフランスやオランダなどの避妊実行率の高い国で30%以上の使用率(それぞれ男性用コンドームは10%未満)である。
Contraceptive Use by Method 2019