リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

自治体初!「生理用ナプキンの無料化を実現するサービス『OiTr』事業実施に関する協定」を締結 ~区施設3か所、計14の個室で生理用品を8月から無料で提供します~

豊島区 令和3年6月23日

自治体初!「生理用ナプキンの無料化を実現するサービス『OiTr』事業実施に関する協定」を締結~区施設3か所、計14の個室で生理用品を8月から無料で提供します~|豊島区公式ホームページ

豊島区は、オイテル株式会社(代表取締役社長:小村 大一、所在地:品川区)と女性個室トイレに生理用ナプキンを常備し無料で提供するサービス「Free pad dispenser OiTr(以下、OiTr)」事業実施に関する協定を令和3年6月16日に締結しました。それに伴い、区役所本庁舎、男女平等推進センター、としま区民センターの3か所、計14の個室トイレにディスペンサー(OiTr)を設置します。稼働は8月を予定しています。公共施設においては、中野区・横浜市とともに自治体初の導入です。


OiTrは、商業施設・オフィス・公共施設などの個室トイレに生理用ナプキンを常備し無料で提供するサービスです。利用者は個室内に掲示されているQRコードから専用アプリを自身のスマートフォンにダウンロードし、ディスペンサーにアプリをかざすことで、取り出し口から出てきた生理用ナプキンを無料で受け取ることが出来ます。ナプキンは自動で出てくるため、ディスペンサーに触れずに取り出すことができます。ディスペンサーの液晶モニタから映し出される広告動画による収益により生理用ナプキン代が賄われるため、区の費用負担はありません。


区は、若い世代の女性の「なんとなく生きづらい」を「たしかな支援」につなげることを検討する「すずらんスマイルプロジェクト」を設置しています。他の自治体に先駆けて区役所の窓口等で生理用品を無償で配布した際には中心的役割を担いました。今回は、生理に伴うさまざまな負担の軽減やジェンダーギャップの是正に着目し、サービスの導入を決定しました。


区の担当者は、「豊島区の掲げる『子どもと女性にやさしいまちづくり』の象徴の一つとなると考えています。庁舎や設置施設を訪れた皆さんに利用していただける日を心待ちにしています」と話しています。


OiTrの設置は公民連携事業として実現しました。今後も、SDGs未来都市として、子どもと女性が安心して暮らせるまちづくりを推進していきます。