リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

中国の中絶薬事情

在米中国大使館の資料

これは信憑性がありそうです!

Family Planning in China: RU-486, Abortion and Population

RU-486 Manufacturers in China

ある中絶薬(ミフェプリストン)製造会社の歴史(概要)の中に、次の一文が見られます。

In 1991, the company began producing the family planning pharmaceutical RU-486.
1991年に、同社は家族計画薬RU-486の製造を開始した。

「家族計画薬」という表現が目を引きます。やはり「一人っ子政策の一環」として取り入れたという意識が強いのでしょう。


Wikipediaの"Mifepristone"に、Roucel-Uclaf社が中国に販売しなかった話が出てきます。それによると、中国は1985年から治験を開始、1988年に承認したが、Roucel-Uclaf社から販売を断られたので1992年に自前で開発製造したとのこと。

私の好きなEvin厚生大臣のコメントも出てきます。仮訳します。

フランスのクロード・エヴァ厚生大臣はこう説明しています。「中絶の議論で、医療の進歩を象徴する製品を女性から奪うことはできなかった。政府が薬の認可をした瞬間から、RU-486は単なる製薬会社の財産ではなく、女性の道徳的財産となったのです」[52]。

この[52]の資料はこちら