母体保護法の配偶者同意要件について

配偶者の同意に関する日本医師会の疑義解釈照会文とその回答

令和3年3月16日医会による「配偶者の同意に関する日本医師会の疑義解釈照会文とその回答」
「妊婦が夫の DV 被害を受けているなど、婚姻関係が実質破綻しており、人工妊娠中絶について配偶者の同意を得ることが困難な場合」は配偶者同意は不要

強制性交の加害者の同意を求める趣旨ではない

厚生労働省が令和2年10月20日に発した「「母体保護法の施行について」の一部改正について（通知）」

未婚について

医報とやまNo.1593/26.2.15「母体保護法における配偶者の同意と、リプロダクティブ・ヘルス／ライツ」種部恭子

平成25年12月7日に開催された日医家族計画・母体保護法指導者講習会に出席し、質疑応答で登壇された厚労省雇用均等児童家庭局母子保健課長に直接質問したところ、厚労省の正式見解 として以下の回答があり、（平成26年）1月21日付で日医から都道府県医師会に通知されました。
「配偶者 とは、婚姻関係にあるもの (事実婚を含む)を指す① したがって、母体保護法上は、婚姻していない方、すなわち配偶者の存在しない方については、配偶者の同意は不要である。」