リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

国連女性の十年の歩みと女性差別撤廃条約

国立研究開発法人 科学技術振興機構 「家政学雑誌」64(4) 1985


「国連婦人の十年」の歩みと婦人差別撤廃条約

女性差別撤廃条約策定の意義、署名から批准までの経緯、条約の中身の一覧など、とても役立つ内容です。
「婦人」という言葉で検索してみたことがなかったので、初めて見つけました。

1975年から1985年までの日本の動き

国連は1975年を国際女性年としてメキシコシティで初の世界女性会議を開き、続く76年から85年を国際女性の十年(1990年より前の政府文書では「国際婦人年」「国際婦人の十年」)と定めました。この間に、各国は女性の地位向上のために様々な取組みを進めたのです。1979年には女性差別撤廃条約(政府訳では「女子差別~」)が採択され、81年から施行されました。日本も国籍法の改正、家庭科の男女共修、男女雇用機会均等法などの施策が進み、女性の十年の最終年にあたる1985年に滑り込みで署名しました。