リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

最近の新生児遺棄事件

忘備録

並べてみただけで、ちょっとびっくり! こんなに短期間にこんなにあったんだ!?

2022年9月、和歌山県白浜町のホテルで乳児の遺体が見つかった事件。遺体を遺棄した罪に問われた母親に、12月1日、和歌山地裁で有罪判決が言い渡された。パパ活で8回妊娠。2回は出産、1人は自分で育てていたが、もう1人は養子に出されたため、遺棄した子を自分で育てたかった相談できなかった。(関西テレビニュースhttps://www.youtube.com/watch?v=4P6l4Pr0Qn8、プライムラインhttps://www.fnn.jp/articles/-/454176

畑に乳児遺体 死後1週間以上か―広島県警 2023年04月18日16時16分 (Jiji.com https://www.jiji.com/jc/article?k=2023041800811&g=soc
 18日午前8時半ごろ、広島県東広島市安芸津町風早の畑で「畑の中に人か動物の死体がある」と付近の住民から110番があった。駆け付けた県警東広島署員が、生後間もない性別不明の乳児の遺体を発見。同署は死体遺棄事件として捜査している。
中国新聞デジタル 6/1(木) 22:03配信https://news.yahoo.co.jp/articles/2603e7d70b0ce553774fd21dcc2d3b4aaa1acf8b
 広島県東広島市安芸津町で生後間もない男児の遺体が見つかった事件で、広島家裁は1日、死体遺棄の疑いで逮捕、家裁送致された母親でベトナム国籍の技能実習生の女(19)=同市=の少年審判を開き、検察官送致(逆送)を決定した。
 決定などによると、女は1月20日ごろに実習先の寮で男児を出産。間もなく死亡したため、自分のベッドに遺体を寝かせて生活を続けたという。その後、出産の事実が周りに知られ、帰国させられるかもしれないと考え、2月1日ごろ、安芸津町風早の空き地で穴を掘って遺体を埋めて遺棄したとした。

2023年5月25日、丹波篠山市の下水道で赤ちゃんの遺体が見つかった事件で、兵庫県警は28日死体遺棄の疑いで近くに住むベトナム国籍の母親を逮捕しました。(サンテレビニュースhttps://www.youtube.com/watch?v=znkXCgDsdB0

2023年5月27日早朝に静岡県沼津市本千本の海岸で体の一部が焼かれた乳児の遺体が見つかった事件で、県警沼津署は28日、司法解剖の結果、遺体は生後数日以内とみられる女児と判明したと明らかにした。体の一部は炭化し、死因は特定できなかったという。(ロイター リンク切れ)
「沼津の海岸に焼かれた乳児の遺体、現場に焼けた木や砂利」2023/05/27 19:48 読売新聞
 27日午前6時45分頃、静岡県沼津市の千本浜海岸で、釣り人が乳児の遺体を見つけ、110番した。遺体は一部が焼けた状態だったという。県警が死体遺棄事件として捜査している。
 沼津署の発表によると、遺体は生後間もなくから数か月程度の乳児で、性別は不明。発見現場では、焼けた木や砂利が見つかっており、同署は遺体は現場で焼かれたとみている。同署は遺体を司法解剖し、死因などの特定を進める。

生後間もない赤ちゃんの死体遺棄事件 女は容疑を認めるが男は「知らない」と容疑を否認 静岡・沼津市 6/7(水) 12:06配信 静岡朝日テレビ https://news.yahoo.co.jp/articles/bd785692f8e9c674e0bedee7ae2f37679369ad85
静岡県沼津市の海岸で生後間もない赤ちゃんを遺棄したとして20代の男女が逮捕された事件で、女は容疑を認める一方、男は「知らない」などと話していることがわかりました。
ともに住所不定・無職の女(24)と男(20)は5月27日、沼津市の千本浜海岸で生後数日ほどの女の赤ちゃんの遺体を焼いて、放置した疑いが持たれています。

6月22日産経新聞https://www.sankei.com/article/20230622-EUEBLNUBPBPETETRWGPGG3DVLY/
新生児を土中に遺棄疑いで19歳女を家裁送致 埼玉 2023/6/22 14:53 
 さいたま地検は、埼玉県春日部市の川に生後間もない女の赤ちゃんの遺体を放置したとして、死体遺棄の疑いで逮捕された同市の19歳の女をさいたま家裁に送致した。さいたま家裁は7月4日までの観護措置を決めた。
 5月16日午後4時半ごろ、「土の部分に赤ちゃんのような頭が見える」と通行人から通報があり、駆け付けた警察官が遺体を見つけた。
 女は5月31日、死体遺棄の疑いで県警に逮捕され、自宅アパートのトイレで出産後に川に捨てたと説明していた。

大阪 ロッカーに赤ちゃんの遺体遺棄の罪 母親に懲役2年求刑 06月23日 19時26分 NHK 関西ニュースウェブ https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20230623/2000075110.html
 大阪・淀川区で生まれてまもない赤ちゃんの遺体をコインロッカーに遺棄した罪に問われている33歳の母親の裁判が開かれ、母親は、「生活で精いっぱいで頼れる人もおらず、育てるのは難しいと思った」と述べました。
 これに対し検察は、「生命を軽視している」などとして、懲役2年を求刑しました。
関西 NEWS WEB ロッカーに赤ちゃんの遺体遺棄の罪 母親に執行猶予つき判決 07月07日 13時46分 https://www3.nhk.or.jp/kansai-news/20230707/2000075487.html
 ことし1月、大阪・淀川区のコインロッカーに生まれてまもない赤ちゃんの遺体を遺棄し、死体遺棄の罪に問われた33歳の母親に大阪地方裁判所は、「コインロッカーの延長料金を払い発見を遅らせたことは悪質だ」として懲役2年、執行猶予4年の判決を言い渡しました。
 住所不定の谷口成美被告(33)は、ことし1月末、出産したばかりの自分の赤ちゃんの遺体をトートバッグに入れて大阪・淀川区にあるコインロッカーに遺棄したとして死体遺棄の罪に問われました。
 これまでの裁判で、谷口被告は起訴された内容を認め、弁護側は、執行猶予のついた判決を求めていました。
 7日の判決で、大阪地方裁判所の御山真理子 裁判官は、「被告は路上で産んだ赤ちゃんをコインロッカーに遺棄し、延長料金を払うなどして発見を遅らせたことは悪質で、死者を敬う感情を害するものだ」と指摘しました。
 一方で、「妊娠発覚当時、頼れる人はおらず、今後は、福祉施設で生活環境を見直し、仕事を探して自立する意思がある」と述べ、懲役2年、執行猶予4年を言い渡しました。
 最後に裁判官は、被告に「これから仕事を探すことは相当な努力が必要になると思うが、諦めずに努力を続けてください」と述べました。


以下は背景にある性風俗とグレーゾーンの問題について

北海道放送 貴田岡結衣 2023年5月22日(月) 17:00前編
TBS News Dig  https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/491699
性風俗を選んだのは「普通の仕事ができなかったから」…産まれた我が子を殺害し、コインロッカーに捨てた女が直面した“世間の普通”と“グレーゾーン”
北海道放送 貴田岡結衣 2023年5月22日(月) 17:00後編 https://newsdig.tbs.co.jp/articles/-/498262?display=1
客からの本番強要、出せなかったSOS…赤ちゃんを殺害、遺棄した女の孤立と重なる性風俗で働く女性たちの"生きづらさ"
 去年6月、北海道千歳市の駅のコインロッカーからへその緒がついたままの赤ちゃんの遺体が見つかりました。その後、逮捕されたのは当時22歳の母親。裁判で明らかになったのは、女は性風俗で働いたカネを貢ぐなど交際相手の男性に精神的に依存した生活を送っていたこと。そして発達障害の「グレーゾーン」と鑑定されたことでした。
 周囲から理解されず、孤独感を覚え、まるで自分をないがしろにするように生きてきた逮捕された女。彼女のように、どこか生きづらさを抱えた女性が、風俗の世界に集まっているといいます。
(前編・後編のうち後編)