リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

国際セーフアボーションデー前夜の9月27日のSRHRスタンディングアクションで、福田和子さんが代読してくださったRHRリテラシー研究所からのメッセージ

RHRリテラシー研究所の代表として

世界標準の経口中絶薬が承認されても、日本では様々な制約がつけられ、必要とする人の手に届かないものになっています。国連では長い議論の末に、中絶はそれを必要とする人の基本的人権であると結論付けています。ところが日本政府は、手前勝手な解釈で、本来人権の範疇にあるリプロダクティブ・ライツを否定し、国民に対する尊重義務、保護義務、充足義務を放棄してきました。政府のユニバーサル・ヘルスケアは名ばかりで、人々のリプロダクティブ・ヘルスケアはいまだに自己負担であり、100年以上も前の古い法律により自己決定権さえも奪われています。知ること、つながること、声をあげることは力になります。わたしたちRHRリテラシー研究所は、根深い問題を抱える日本のリプロダクティブ・ヘルス&ライツにまつわる実態を暴き、情報を共有するために活動を続けていきます。リプロダクティブ・ジャスティスを実現するために、ともに協力し合ってがんばっていきましょう。