Gender &History, vol. 35, issue 3, October 2023, Pages 811-829
Maud Anne Bracke
First published: 11 July 2023 https://doi.org/10.1111/1468-0424.12718
マージ・ベラーさんも登場している。WGNRRがリプロダクティブ・ライツの草分けかもしれない。
要旨を仮訳で紹介します。
Gender &History, vol. 35, issue 3, October 2023, Pages 811-829
Maud Anne Bracke
First published: 11 July 2023 https://doi.org/10.1111/1468-0424.12718要旨
この論文は、1994年にカイロで開催された国連人口開発会議と、その翌年に北京で開催された国連女性会議で確立された、リプロダクティブ・ライツの原則の世界的な明確化の系譜に貢献するものである。1970年代から80年代にかけて台頭した世界的な女性の健康運動が、家族計画、子孫を残す選択における女性の権利、社会経済開発における女性の役割に関する国連の議論を形成する上で果たした重要な役割に焦点を当てている。本稿では、中絶・不妊・避妊国際キャンペーン(1978年ロンドン発足)とリプロダクティブ・ライツのための女性グローバル・ネットワーク(1984年アムステルダムとマニラ、1992年ECOSOC協議資格)に焦点を当てる。この論文は、交差的な視点を採用することで、フェミニストの立場が地域に根ざしたものであること、西洋のフェミニズムの欠点、そして女性組織間の対立が、リプロダクティブ・ライツという独創的で発展的な概念の出現を可能にしたことを浮き彫りにしている。本論文は、国連文書、上記の組織と家族計画運動のアーカイブに基づいている。