リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

韓国の23年の出生率0・72に、8年連続減で世界最低水準 巨費投入も少子化止まらず

Yahoo 2/28(水) 18:09配信

韓国の23年の出生率0・72に、8年連続減で世界最低水準 巨費投入も少子化止まらず(産経新聞) - Yahoo!ニュース

産経新聞
【ソウル=時吉達也】韓国統計庁は28日、2023年の人口動向調査結果を発表し、女性1人が生涯に産む子供の数を示す合計特殊出生率(暫定)が0・72を記録したと明らかにした。世界最低水準だった前年の0・78を下回り、8年連続で前年割れとなった。


 先進国で構成される経済協力開発機構OECD)加盟国で1・0を下回るのは韓国のみで、少子化が深刻な日本の1・26(22年)に比べても約6割にとどまる。住宅費、教育費の高騰や雇用環境に対する子育て世代の心理的不安などが要因とされ、少子化に歯止めがかからない状況が続いている。

 同時に発表された昨年10~12月の第4四半期では0・65を記録し、初めて0・7を下回った。出生数は前年比約1万9千人減の約23万人で、10年前からは約20万人減少した。地域別では首都ソウルが0・55、南部釜山が0・66で、都市部が特に深刻な結果となった。

 韓国政府は06年に「低出産・高齢社会基本計画」を策定し、その後の15年間で280兆ウォン(約31兆6千億円)規模の予算を少子化対策に充てたが、出生率の改善は見られなかった。尹錫悦(ユンソンニョル)大統領は昨年12月、「これまでと異なるレベルで原因と対策を考えなければならない」と述べ、対策の抜本的転換を指示した。

 日本では1980年代から少子化が加速し、合計特殊出生率は2005年に1・26まで低下。15年には1・45まで回復したが、その後再び減少傾向に転じ、22年まで7年連続で前年割れが続いている。厚生労働省は27日、23年の国内の出生数(速報値)が前年比5・1%減の75万8631人で、過去最少を更新したと発表した。