リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

2023-12-29から1日間の記事一覧

ここにとどまる: 国際人権法における性と生殖に関する健康と権利の進化

Laws 2018, 7(3), 29; https://doi.org/10.3390/laws7030029 Laws | Free Full-Text | Here to Stay: The Evolution of Sexual and Reproductive Health and Rights in International Human Rights Law仮訳します。 ルシア・ベロ・ピザロッサORCID著 フロー…

アイルランドで中絶の権利に関する国民投票を求める動きが高まる

Socialist Worker, Tuesday 14 February 2017, , By Sadie Robinson In Ireland movement grows for a referendum on abortion rights - Socialist Worker仮訳します。 女性が選ぶ権利を勝ち取るための闘いがアイルランドで加速している。 アイルランドでは1…

英:1977年、ベニヨン法案を撃退し、妊娠中絶の権利を守るための抗議行動とは?

Socialist Worker, Tuesday 09 May 2017, By Sadie Robinson イギリスでは1967年の中絶法で妊娠28週までの中絶が合法化されていた。合法化前の1966年には安全でない非合法の中絶で4000人もの女性が死亡していたという。How protests beat back the Benyon Bi…

国連女性の地位委員会と2つのグローバルNGO

国連は第二次世界大戦後に平和と安全保障、人権尊重、国際協力等をうたった一九四五年の国連憲章によって発足し、一九四八年には基本的人権尊重の原則を定め、初めてすべての人の人権保障の目標や基準を国際的にうたった画期的な世界人権宣言(以下、「人権…

アメリカ:時の人となった妊婦ケイト・コックス

salon, 2023.12.12 https://www.salon.com/2023/12/12/forcing-kate-cox-to-travel-out-of-state-for-an-abortion-is-cruel-and-shows-exceptions-dont-work/ 仮訳します。 ケイト・コックスに中絶のために州外への渡航を強要するのは残酷であり、例外が機能…

マフムード・ファターラ博士への追悼メッセージ

WHOのニュースより ファターラ博士は、私がリプロ領域の研究を始めた時に最初に知った専門家の一人でした。私の著書(勁草書房から出した『中絶技術とリプロダクティヴ・ライツ』にも紹介しています。一度もお会いしたこともお話ししたこともありませんが、…