リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

2024-03-19から1日間の記事一覧

榎美沙子と中ピ連、そして秋山洋子と日本のリブ

秋山洋子による翻訳や論評 女性解放運動準備会発行『女性解放運動資料Ⅰ アメリカ編』謄写版印刷の全48ページの小冊子。知る限りでは日本で最初のリブ資料。1970年夏ごろ。収録された「パンと薔薇」の訳者は中村敦夫、発行した女性解放運動準備会は川田雅子ら…

「母体保護法指定医師の指定基準」モデルの改定について [現行・改定対照表]

2013年「技能」の要件が30例から20例に減っている。 [https://www.med.or.jp/dl-med/teireikaiken/20130424_2.pdf:title=「母体保護法指定医師の指定基準」モデルの改定について [現行・改定対照表] ] 改定前の「2.技能」の項 (2)研修期間中に、30例…

1984年アムステルダムで開かれた第4回「女と健康国際会議」で語られたこと

リプロダクティブ・ライツの始まり Womens Global Network for Reproductive Rights リプロダクティブ・ライツのための女性グローバルネットワーク すべての女性と女児のための安全で合法的な中絶へのアクセスを求める25年の活動 アイカ・ヴァン・デア・クレ…

プレグランディンの産みの親とされる富永好之の懊悩と願い

1984年7月12日朝日新聞 連載「人工流産剤をめぐって」 鳥取大学の富永好之の発言 「恐ろしくなるほど」の絶大な効果におののき「こんな薬が世に出ていいのだろうか」と懊悩する一方で、「妊娠初期も許可されたら……もっと多くの女性が救われる」 月刊ウィラー…

アメリカの中絶反対運動が世界に及ぼす恐るべき影響

The Terrifying Global Reach of the American Anti-Abortion Movement | The New Republic ジョディ・エンダ2024年3月18日 残酷な輸出 アメリカの中絶反対運動の恐るべき世界的広がり 保守派は、リプロダクティブ・ライツ(性と生殖に関する権利)に対する…