リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

朝,ざーざー降りだったのに,9時頃娘の友だちの母に連絡したら予定どおりバラ園に写生しに行くって子どもが張りきっていて,今,傘をさして出かけようとしていたところだとおっしゃる。え? 本当に? しょうがないから雨の中,バラを見てから中に入って絵を描かせようか……と出かけることにした。うちのマンションの下に子ども4人が集まったのだけど,小降りになったとはいえ,まだ雨がやんでなかったし,けっこうみんな荷物も多いようだったので,どうしても歩きたいと言う子どもたちを説得して車で行くことにした。

ところが……公園に着いた頃には傘が不要なほどの小降りになっていた。バラ園に到着した頃には画用紙を広げても全然問題ない状態になっていた。公園には,「本日予定していた写生会は中止です」と張り紙があったけど,わたしたちは自主企画なので関係ない。シーズンにはイーゼルやら画板やらを持ち込む人が大勢いるこの公園なのに,今日は他にちらほらとカップルのバラ見客などがいる以外,ほとんど誰もいない。子どもたちは我先にと一番先に目についたバラの前に駆け寄り,そこで描くと言う。「もうちょっと見て歩いてからにしたら?」と言っても耳を貸さない。結局,その反対側にある黄色がいいと言い張る我が娘と,ピンクがいいと言うあとの3人が通路の両側に陣取って,てんでに絵を描き始めた……ところが,それぞれに最初の1枚はいちおうバラの絵を描いていたようだけど,2枚目からはお友達の顔やら文字やら何のためにわざわざここまで来たのか分からないお絵かきや「おてがみ書き」を始めた。わたしもものすごく久しぶり(中学を出て以来?)に絵筆を握った。わたしのへたっぴぃな絵でも子どもたちは「Kちゃんママ,じょうず〜! すご〜い!! きれ〜〜いっ!!!」と絶賛してくれるので,ちょっぴり嬉しくなって水彩で2枚も描いてしまった。やがて頭上には青空が広がってきて,バラを見に来る人の数もぐっと増えた。うーん,晴れ女の面目躍如ってとこかな。子どもたちはてんでに隣接している子どもの遊び場に駆けていった。雨上がりの雫に光るバラが匂い立ち,なかなか見事だった。

さんざん遊んでから,お昼はうちに戻ってみんなでお弁当を広げ,午後は図書館で無料の管弦楽コンサートを聴いた。子どもが飽きちゃって半分しか聴けなかったけど,オーケストラ・アンサンブルのメンバーの演奏なのでなかなか良かった。金沢に来てから,芸術を気軽に楽しめるのがとてもうれしい。あちこちの史跡でやってるコンサートも,もう少しすれば娘連れで行けるようになるだろう。夏休みには「魔笛」を子ども向けに短いバージョンにした直したオペラが上演されるので楽しみにしてる。

それにしても,わたしの日記は,ほとんど子育て日記だなぁ……。