リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

したいこと、すべきこと、できること

じつはこの週末、中絶問題やリプロの問題を研究している知人・友人に声をかけて私的な研究会を開いた。遠方からの参加者も含め総勢10人の発表と討論で、あふれかえるほど充実しきった1日半だったが、まだまだ話したりない。何よりも、しなければいけないことが山積みだということがよく分かった。その一方で、自分がすべきこと、担うべき役割についても、再確認させられた気分だ。

したいことがある、すべきだと思うことがある……だけど人間には限界がある。

能力もだが、おそらくそれ以上に大きいのは時間という限界だ。

理想的な社会は、わたしが生きているあいだにはこないかもしれない。だからこそ、それに少しでも近づくように、諦めないで、思いを、経験を、ことばを、手渡していかなければならない……という気持ちに駆られた。できる範囲で、信じるものに向かって。

久しぶりに「存在意義」という言葉を意識させられる経験をした。参加してくださったみなさま、本当にありがとう!

そしてブログを読んでくれている人たちにも、ありがとう! 話を聞いてくれる人がいるから語れる、関心をもってくれる人がいるから続けられる……のだから。

問題の多い社会だからこそ、どうすれば、少しでもよりよい状況を作っていけるのか――それぞれに(時に一緒に)考え、行動していこうね!