リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

愛媛大学ハラスメント裁判

かつて愛大医学部に勤務中にハラスメントを受け、それを訴えた以後に雇止めにあった女性が、現在、愛媛大学に対する裁判を行っています。もうじき公判(証人尋問)が始まるそうです。

この裁判は、女性の人権を守るためにも、大学の自浄作用を促し、アカデミック・ハラスメントやキャンパス・ハラスメント等の(ひいてはパワハラやセクハラなどの)暴力をなくしていくためにも重要だと思います。

以下に愛媛大学ハラスメント裁判原告を応援する連絡の会(←クリックしてください)のお願い文の冒頭を示します。

支援のお願い

このサイトは、愛媛大学において9年間研究員として就労した女性が訴えた裁判を支援する趣旨で作られました。

この裁判は、いわゆる高学歴ワーキングプアという問題がどうやって生み出され、それが何をもたらすのかを明らかにするものです。

この裁判は、有期雇用労働者の不安定な条件が引き起こしたハラスメントの問題を明らかにするものです。

この裁判は、大学という権威がいかに労働者の人権を踏みにじるものであるかを明らかにするものです。

原告であるAさんは、愛媛大学に闘いを挑みました。

そして、わたしたちは、彼女が提起した問題の普遍性を感じとり、この裁判を支援することにした者たちです。

Aさんの訴えは、下記に紹介していますので、どうぞ、問題を共有してください。お願いいたします。

2012年3月  

愛媛大学ハラスメント裁判の原告を応援する連絡の会

詳しくは、愛媛大学ハラスメント裁判の原告を応援する連絡の会のサイトをご覧ください。

念のために言い添えておくと、原告は私ではありません。私よりずっと長く愛大に勤務され、ずっと独りで苦しみ、はるかに大きなキャリアの可能性をつぶされた優秀な女性研究者の方です。

すでに何度か新聞等でマスコミ報道された事件なので、とっくに解決されたと思っている方も多いかと思います。わたし自身、今もなお未解決であると知って驚きました。過去の新聞報道の要約はこちらをクリックしてご覧ください。

4月14日には、松山市で第一回目の支援者による会合が予定されているそうです。(こちらをクリックしてご覧ください。)

今の私には何もできないのですが、せめてこの問題を知らせるお手伝いだけでもしようと思い立ちました。まずは情報を共有してください。そして賛同していただけましたら、どうか原告を応援する連絡会の輪を広げてください!