リプロな日記

日本のアボーション(中絶と流産)にまつわる諸問題を研究しています

WHOが”Medical management of abortion"の冊子を公開

*薬による中絶/流産の最新情報

WHOから最新の中絶薬(人工流産薬)の情報を記したパンフレットが公開されました。題して”Medical management of abortion”(中絶/流産の薬物による管理)です。最重重要事項の要約(Executive Summary)を以下に仮訳しておきます。

メディカル・アボーション〔薬剤を用いた人工流産または流産後の処置のこと、以下MAと略す〕によるケアとは、自然流産および人工流産〔妊娠中絶〕(妊娠継続可能の場合と妊娠継続不能の場合の両方を含む)、不全流産や子宮内胎児組織遺残、さらに流産(中絶)後の避妊まで様々な臨床状態を管理することまでを意味する言葉です。MAによる管理には、通常、ミフェプリストンとミソプロストールの併用あるいはミソプロストール単独使用のいずれかの方法が用いられます。MAを用いたケアは、安全で効果的で受け入れやすいアボーション・ケアを提供するために重要な役割を担っています。医療資源が豊富な場合も乏しい場合も、MAという手段を用いることで、医療資源の投入や共有、より効率的な活用に寄与することができます。それ以上に、MAケアへの介入の多くは、特に妊娠初期の場合には、今やプライマリー・ケア・レベルや外来ベースで提供可能になっているため、ケアへのアクセスをさらに高めることができます。MAケアは技能を積んだ外科的中絶の提供者の必要性を減らし、妊娠した個人に対して非侵襲的で高度に受け入れやすいオプションを提供しています。

www.who.int