WHOのオフィサーに確認
この依頼の論拠となっている「別紙」の最後の文(以下)が気になったので、以前からやりとりをしているWHOの安全でない中絶防止担当局のメディカル・オフィサーにどう解釈すべきか確認しました。その結果、厚労省が示している以下の部分:
吸引法が未だ導入されていない場所においては、管理者は適切な疼痛管理のプロトコールが守られながら、D&C の手技が十分な監督下で、よく訓練された職員によって実施されることを保証しなければならない。
(p.41)は経過措置を説明した文章にすぎず、以下の「推奨文」(p.2)の内容の方を優先すべきだそうです。
外科的中絶の場合に推奨される方法
真空吸引法が妊娠12週~14週までの外科的人工妊娠中絶において推奨される技術です。ルーティンに鋭的(鋭利な器具を用いた)搔爬術によって処置を完了すべきではありません。いまだに、頸管拡張及び子宮内膜鋭的搔爬術(Dilatation and sharp curettage, D&C)が行われているならば、真空吸引法に切り替えるべきです。(推奨の強さ:強)