リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

神道政治連盟国会議員懇談会:「夫婦別姓や男女共同参画社会の推進に反対する者」が選挙時の推薦対象

入閣した自民党女性議員3人ともメンバー

ちょっとショックな事実を知りました。

自民党と癒着している神道政治連盟という組織があるのですが、その理念に賛同する国会議員で「神道政治連盟国会議員懇談会」というのが作られていて、今回入閣した自民党の女性議員(高市早苗野田聖子牧島かれん)の全員がこの懇談会のメンバーだというのです……実際、クリスチャンや仏教徒以外の自民党議員のほとんどが入っている組織だそうです。

神道政治連盟は基本的に選挙応援を行う政治団体だとのことで、Wikipedia情報ですが、2005年(平成17年)の推薦者の基準として以下を挙げていたとされています。

皇室の伝統を尊重する者。
改憲論議を推進する者。
教育基本法の改正を含む教育改革に取り組む者。
安全保障体制の確立・領土問題の解決に取り組む者。
戦没者追悼のための新施設構想に反対する者。
夫婦別姓男女共同参画社会の推進に反対する者。

実際、夫婦別姓については、今年2月の機関紙「意」に次のような特集が見られます。

意 No.213 (令和3年2月1日発行)
【特集】夫婦別姓問題を考える
夫婦別姓問題を考える
  ①夫婦別姓は全国民からファミリー・ネームを奪う 八木秀次
  ②夫婦別姓問題と取り組むべき政治課題 山谷えり子

こちらからダウンロード可能⇒神道政治連盟|機関誌「意」

野田聖子議員や牧島かれん議員は比較的リベラルなのかと思いきや、これではまずジェンダー平等を進めてくれそうではありませんね。やはり政権交代必用か!?