リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

婦人科医の2割は70歳以上

昨日見つけた資料のありかを示しておきます

平成30年(2018年)医師・歯科医師・薬剤師統計の概況
このページにある統計表の統計表6「医療施設従事医師・歯科医師数及び構成割合,主たる診療科、年齢階級別」によると婦人科医1944人中70歳以上は406人(21%)、60代も406人(21%)なので、60歳以上は合わせて812人(42%)になる。

10年前の同じ統計表では70歳以上がもっと多かった。10歳ずらして(つまり2008年に30代だった人たちを2018年の40代と比べて)引き算すると、産婦人科医は減り、婦人科医が増えていることがわかる。しかも70歳以上については産婦人科が減った数より婦人科医が増えた数の方がはるかに多く、この差は80歳を超えて働いている婦人科医が少なからず存在していることを示唆している。自分の体験的にも、「(年齢がいって、体力的に厳しい)お産は取らなくなったけど医者は続けている高齢の産婦人科医(実質は婦人科診療しかしていない)人」はけっこういるように思う。