リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

女性の活躍に関する意識調査2022

ソニー生命保険の調査

全国の20歳~69歳の女性1,000名に聞いた結果。今年で7回目とのことで比較できるのも興味深い。
女性の活躍に関する意識調査2022 | ソニー生命保険


いくつか興味深かった点を抜粋してみる。

家事や地域社会での貢献といった、一般的に無報酬で行われている労働に対して、もし賃金が支払われるとしたら、いくらくらいが妥当だと考える女性が多いのでしょうか。
全回答者(1,000名)に、毎日の家事や地域社会での貢献を時給に換算するといくらになると思うか聞きました。平均額をみると、「(未就学児の)育児・世話」(1,847円)が最も高くなり、「(小学生以上の子どもの)育児・世話」(1,542円)、「PTA活動」(1,441円)、「親戚づきあい」(1,380円)、「食事の準備・後片付け」(1,233円)と続きました。

そうだよね……育児は重労働だもの💦 6年前は時給1000円くらいと回答していたのが、右肩上がりで上昇したのは何でだろう? ワンオペ育児などが知られて、負担感を表明しても構わないと思うようになったのかな?

有職女性(675名)に、管理職への打診があれば、受けてみたいか聞いたところ、『そう思う(計)』は20.9%、『そう思わない(計)』は54.5%となり、機会が与えられても管理職にはなりたくないという女性が半数を超えました。
配偶者の有無別にみると、『そう思う(計)』の割合は、配偶者がいる人では17.9%と、配偶者がいない人(23.9%)と比べて6.0ポイント低くなりました。


管理職への打診があっても受けてみたいと思わない有職女性(368名)に、その理由を聞いたところ、「ストレスが増えそうだから」(57.1%)が最も高く、次いで、「責任が重くなるから」(52.2%)、「管理職に向いていないと思うから」(38.9%)、「仕事と家庭の両立が難しくなるから」(37.5%)となりました。管理職になると精神的な負担が増すとイメージしている人が多いようです。
配偶者の有無別にみると、「仕事と家庭の両立が難しくなるから」は、配偶者がいる人では48.7%と、配偶者がいない人(26.0%)と比べて22.7ポイント高くなりました。

今の働かされ方では管理職になったら「両立」は無理って思うのも仕方ないよね。

有職女性(675名)に、女性が社会で働くには不利な点が多いと思うか聞いたところ、『そう思う(計)』は67.9%となりました。働く環境におけるジェンダーギャップを感じる人は多いようです。
年代別にみると、『そう思う(計)』の割合は、50代(79.5%)が最も高くなりました。
配偶者の有無別にみると、『そう思う(計)』の割合は、配偶者がいる人では74.1%と、配偶者がいない人(61.5%)と比べて12.6ポイント高くなりました。また、子どもの有無別にみると、子どもがいる人では74.7%と、子どもがいない人(61.7%)と比べて13.0ポイント高くなりました。