プレグランディンとミソプロストールは同等の作用だった
だけど前者は40倍も高く冷凍保管が必要で経腟でしか使えない!
1984年にプレグランディンという中期中絶薬(膣坐剤)が日本で初めて導入されて以来、ほぼ40年間、もっぱら使われて続けていますが、これもまたガラパゴス。世界では外科的手術(D&E)と経口中絶薬(ミフェプリストン+ミソプロストール)の2択が今や常識。プレはミソ同等の効果しかなく料金は40倍!😢
実は、日本でのみ今も使われているプレグランディン膣坐剤は、かつては経口中絶薬ミフェプリストンを補完する第2薬の候補だったのですが、より安くて簡便に扱えるミソプロストールにその座を奪われて、世界ではもはや使われなくなった高額で冷凍保管が必要で経腟でしか使えないガラパゴス薬品なのです
AとBを比べると、ミフェとミソを組み合わせたBの方がより子宮収縮が強くなり、より早めにより確実に人工流産が終わるそうです。ミソと同等の効果しかない日本の中期中絶薬プレグランディンはAの作用のみで効果が低く、中期中絶する人をより長時間苦しめる結果になっています。資料提供Dr.Fiala
日本の産婦人科医会は、4月に承認された経口中絶薬に、1984年の日本で「劇薬」として導入された中期中絶薬と「同等の厳格な取扱い」を求めました。世界中で何千万回も使われてきてWHOの必須医薬品にまで指定されている安全で有効な中絶薬に、なぜ日本だけ「劇薬」扱いで厳重管理しアクセスを阻むのか?
女性の健康や権利よりも、医会の医師たちの利益を優先するのは、もうやめてほしいです。低用量避妊ピルや緊急避妊薬のアクセスが悪いのも、全く同じで、医会医師の利害のために、女性のアクセスが阻まれてきました。経口中絶薬の導入で、このからくりはますます鮮明に。より多くの人に目覚めてほしい!