WHO 必須医薬品リスト リプロダクティブライツを考えるチーム翻訳
中絶薬の価格についてまとめているページを見つけました。
WHO 必須医薬品リスト 薬剤による中絶のための ミフェプリストン・ミソプロストール 第 11 章 薬の価格比較と費用対効果に関する 利用可能なデータのまとめ
本翻訳について
これは、リプロダクティブライツを考えるチーム(産婦人科医を含む)が「WHO 必須医薬品リスト 薬剤による中絶のためのミフェプリストン・ミソプロストール」“Essential Medicines List Application Mifepristone–Misoprostol for Medical Abortion”の第 11 章 薬の価格比較と費用対効果に関する利用可能なデータのまとめ“11. Summary of available data on comparative cost and cost-effectiveness”を有志で翻訳したものです。
原文は、https://www.who.int/selection_medicines/committees/expert/22/applications/s22.1_mifepristone-misoprostol.pdf?ua=1 をご確認ください。英語版と日本語版の間に矛盾がある場合は、英語版の原文が真
正で拘束力があります。原文および参考文献は QR コードからご参照ください。
改訂:2019 年 4 月
翻訳日:2021 年 4 月 23 日
上記と比較するために、日本のプレグランディンの料金もメモしておきます。
3年前に調べた時のブログ「中期中絶にはミフェプリストンとミソプロストール(サイトテック)を使うべき」によると:
中期中絶の1回分の投与でいくらかかるかを比較すると、ゲメプロスト1mgで4047円、ミソプロストールは400μg必要なので62.4円となり、前者が後者の約65倍でした。ちなみに、どちらの薬も効果をみながら3時間おきに投与をくり返すことになっています。