リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

4人に1人が経験する「妊娠中絶」を、もっとオープンに語ろう

Women'sHealthの記事が日本語で読めます!

なかなか興味深い記事を見つけました。
4人に1人が経験する「妊娠中絶」を、もっとオープンに語ろう


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オーストラリア首都のキャンベラが2023年半ばから中絶を無料化
>オーストラリア首都特別地域(ACT)政府は、居住者の権利を守るべく奮闘している。
これは知らなかった。コピペします!

 ACT政府によると、首都キャンベラの居住者は、2023年半ばから妊娠16週目までの中絶手術を無料で受けられるようになる。中絶手術の自己負担額がゼロになることにより、キャンベラ在住で妊娠した人は、「自分と自分の体にとってなにがベストであるかを基準に、ヘルスケア上の決断を下せるようになる」。

 ACTのイベット・ベリー女性問題担当大臣はオーストラリアABCに対して、「これは人々が経済的な状況に左右されることなく、中絶をするという決断が下せるようになることを意味しています。支払い能力がないせいで、一刻を争う中絶手術が遅れることもありません」と語った。

 この制度は、オーストラリアの国民健康保険メディケアに加入していない人にも適用される。また、中絶に際しては、全員が無料で長期作用型可逆的避妊(LARC:子宮内避妊器具または避妊インプラント)の処置を受けられる。政府によると、LARCを用いれば将来の中絶ニーズを減らすことが可能になるそう。オーストラリアABCは「2016~2026年のACT女性計画の一環として、政府は自己負担額ゼロのイニシアチブに4年間で460万豪ドルを支出し、より良心的な価格で利用しやすいヘルスケアサービスの提供を目指しています」と報じている。

 2002年にACTにおける中絶が合法になってからというもの、政府は安全で利用しやすい中絶サービスの提供に全力を注いでいる。ロー対ウェイド判決が覆ったという事実から学べることがあるならば、それは「安全な中絶を禁じてはいけない」ということ。ACTのレイチェル・スティーブン=スミス保健大臣も「女性の推定3人に1人は生きているうちに望まない妊娠をするわけですから、中絶サービスは、その人の資金力に関わらず、安全・安価で利用しやすいものでなければなりません」と語っている。

 キャンベラのマリー・ストープスクリニック看護師長代理のメリッサ・ライアンも、女性の健康は最優先課題であり、政府は女性の健康を全力で守るつもりでいることを知ってほしいと話している。マリー・ストープスは世界中にある家族計画クリニックで、キャンベラの医療システム以外で中絶施術を提供する唯一のクリニック。「私たちは、女性の健康に本気で関心を持ち、女性と妊娠中の人々を最優先に考えていることを国全体で証明するべきだと思います」

 ACT政府は、サービスプロバイダと協力しながら、中絶の無料化および利用方法に関する具体的な取り決めを交わし、2023年半ばには政策を施行する予定。

実現してました! 次のブログ記事に詳細を載せます。
Abortion Access | Health