リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

保健システムを変革する: リプロダクティブ・ヘルスにおけるジェンダーと権利

大過ぎるマニュアルのわずかな一節……これだけでもインスパイアされる!

https://iris.who.int/bitstream/handle/10665/67233/WHO_RHR_01.29.pdf?sequence=1

ニーズを満たすことは人権の一側面である。しかし、プログラムが当面のニーズを満たすだけでは、人権への対応には至らないことが多い。多くの保健政策はニーズ志向である。つまり、健康問題への対処を支援することを目的としている。実際に、社会における女性の地位、つまり女性の男性に対する平等や、資源へのアクセスとその管理を促進することに取り組んでいる政策はほとんどない。しかし、女性の全体的な幸せ を向上させるために必要なのは、このようなステップなのである。人権的アプローチは、差し迫った保健上のニーズを満たすだけでなく、女性をエンパワーする。また、例えば性と生殖に関する意思決定に関して、男女間の平等を公的に促進する。(社会における女性の立場を変えることとは対照的に、女性のニーズを満たすという言及は、一方では女性の実際的なニーズを満たし、他方では女性の戦略的なニーズや利益を促進すると、文献ではしばしば説明されている。このコースの目標を考えると、実践的なジェンダー利益と戦略的なジェンダー利益のような複雑な概念に時間を費やすことは適切ではないように思われる)。

頑張ってもっと読もう……!