リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

少子化から少しでもマシになった他国では女性差別撤廃条約の選択議定書を早期に批准していた!

日本は絶望的なまでに遅すぎる……

少子化」=「子供が減る」ことばかり見ていて、「産み人たち」=「女性」のことに目をやらず、むしろ圧迫してきた日本が、「超少子化」するのは当たり前。少しでも「持ち直した」ことで日本が注目しているドイツ、フランス、イギリス、スウェーデンは、すべて1980年代前半に女性差別撤廃条約に署名し、2000年代前半に選択議定書(条約の内容を実質的に適用できるようにするための追加の条約)を締結してきた。

日本は形だけ1989年に「女性差別撤廃条約」を批准しながら、選択議定書は無視、そして国内の「女性差別撤廃」には全く手を付けてこなかった。

これでは女性たちが「産めなくなる」のは当たり前。だって、あまりにも「産んだら損」な社会制度になっているからだ。

日本の政治家の無能ぶりが現れている……。裏金作りばかりに目を向けてきたためだろうか?


選択的議定書