リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

少産化対策に成功している国と失敗している国のGGIの変化を比べてみた

前のブログで書いた記事から抜粋

1990年以降の中東欧における出生率と家族政策 - リプロな日記

2006年と2023年のGGIの変化をそれぞれ見てみた(2006年の統計は小数点以下4桁表示なので四捨五入した)

少産化対策に成功している国
エストニア 29位(.694)⇒22位(.782)
スロベニア 51位(.675)⇒19位(.773)

ご覧の通り、GGIのランキングは大幅改善され、インデックスも0.1前後上がっている。

少産化対策に失敗している国
クロアチア 16位(.715)⇒55位(.730)
ハンガリー 55位(.670)⇒99位(.689)
ポーランド 44位(.680)⇒60位(.722)
セルビア ※50位(.704)⇒38位(.760)
ルーマニア 46位(.680)⇒88位(.697)
セルビアは2006年にユーゴスラビアから独立したため、GGIに初めてリストされた2012年の数値

セルビアを除き4ヵ国がランキングを落とし、インデックスは改善しているものの上記2カ国に比べると改善幅が比較的小さい。

参考までに……上述の中東欧諸国よりはるかに悪い。
日本    79位(.645)⇒125位(.674)