Margaret Olivia Littleの論文3本
「The Moral Permissibility of Abortion」
「Abortion and the Margins of Personhood」
「Abortion, Intimacy, and the Duty to Gestate」
清水晶子さんの『フェミニズムってなんですか?』より
p.102
家父長制とは、女性の再生線能力とセクシュアリティとを男性支配の存続のために利用する仕組みのことです。その制度のもとでは「女性の再生産能力を誰が支配するのか」が問題となり、性暴力のしばしばその支配と密接につながっています。
「マッドマックス 怒りのデス・ロード」
マーガレット・アトウッドの「ハンドメイズ・テイル/次女の物語」に言及
p.132
「性と生殖に関する健康と権利」に対する抑圧が高まっている国々では、しばしば、性教育が同時に抑圧されています。
二〇〇〇年代初頭の日本での「性教育バッシング」は、性的少数者への攻撃も伴ったフェミニズムへのいわゆる「バックラッシュ」(揺り戻しを構成した歴史があります。私たちは誰もが「性と生殖に関する健康と権利」を有しているのだということ、だから私たちは互いの健康と権利とを尊重し合わなくてはならないし、何よりもたとえば国家や社会の要請の前にその権利が侵害されてよいものではないということ。次世代を担う若者たちが性教育を通じてこうした「性と生殖に関する健康と権利」を学ぶことは、人々の身体やセクシュアリティ、そして再生産能力をコントロールしておこうとする社会や国家にとって、望ましいことではないためです。