リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

サウスダコタの中絶禁止法のゆくえが気になってます。CNNのサイトにあったニュースでは,民主党優勢の雰囲気。政権が変わったら,またしてもアメリカの中絶への方針はころっと変わるんでしょうけどね。今回の勢力争いは次の大統領選と,未来のリプロ政策にどう影響するのか,しないのか。

2006.11.07
Web posted at: 13:28 JST

  • CNN/AP

ワシントン──米中間選挙投票日前の最後の日曜日となった5日、ブッシュ米大統領は下院の共和党支配が危機にひんしている状況を受け、共和党の支持者が多い米中部で追い込みの選挙活動を行った。一方、民主党のペローシ下院少数党院内総務(カリフォルニア州)は女性初の多数党院内総務を目指し、左派が優勢な北東部で遊説した。

ブッシュ大統領ネブラスカ州グランドアイランドで演説を行い、「民主党が野党として優れているなら、野党にとどめておこう」と支持者らに呼びかけた。共和党は投票推進運動を展開し、イラク政策に対する有権者の反発に訴える民主党候補らを阻止する方針。

ペローシ院内総務は慎重姿勢を見せながらも、民主党過半数議席を獲得する可能性を楽観視していることを表明。同院内総務はコネティカット州コルチェスター有権者の支持に感謝を表明する一方、「月曜日(6日)と火曜日(7日、投票日)という2つの山が控えている」と語った。民主党ブッシュ政権の政策に対する国民の失望感を追い風に、下院で勝利するとの自信を強めており、上院でも過半数議席獲得に期待をかけている。

今回の中間選挙の投票者は、選挙権年齢に達した米国民のわずか40%前後と、大統領選が行われない年の選挙として最低水準にある。このため共和党民主党は投票が2日後に迫るなか、ともに有権者に投票をよびかけており、激戦区の州では何千人ものボランティアが電話と戸別訪問による選挙運動を行っている。

候補者らは最後のお願いに声を張り上げている。共和党は、民主党が米議会を支配した場合は増税や米軍のイラク早期撤退に踏み切ると主張。一方、民主党は、議会がブッシュ米大統領の「失敗した政策」に盲従したと述べ、改革の必要性を訴えている。

改選されるのは下院の全議席(435議席)と、上院の100議席中33議席。36州では州知事選の投票も実施される。また、37州では同性婚の是非や最低賃金、胚幹細胞(ES細胞)研究の拡大の是非をめぐる住民投票が行われる。中でもサウスダコタ州では、国内で最も厳しい妊娠中絶規制の導入問題が問われる。
(後略)

http://www.cnn.co.jp/usa/CNN200611060017.html