リプロな日記

中絶問題研究者~中絶ケア・カウンセラーの塚原久美のブログです

記念日

“昨夜”のメッセージ、0時を超えていることに気づかず載せてしまいました。9日のニュースだったこともあり、9日付けに移動しました。だって………………………………じつは12月10日は、わたしにとってとてもとても大切な日なのです。9年前のこの日の早朝、娘を産んだのだから。今日、ふと思ったのだけど、子どもの誕生日は、母であるわたしにとっては自分の出産記念日でもあるんですね。

今日はおまけにお祝い事がもうひとつ重なりました。今日の午後3時、D論を提出しました! 本当は明日が締め切りなのだけど、娘の誕生日を心置きなく祝ってあげたかったので、ここ2日ほどツメにツメて仕事して……文字通り、寝食を忘れる状態というのを、ものすごく久しぶりに経験しました。今もかなり疲れているはずなのに、徹夜ハイなのか、全然眠たくありません……。

できの良し悪しはともかくとして、ともかくも書き上げることができたというのは、まずもっては連れ合いの協力のおかげなのですが、精神的にはやっぱり、わたしが11月に予備審査に論文を提出できたときに「良かったね〜〜」と泣いてくれた娘の存在が大きいよなぁ……と思わずにいられません。この夏に共訳で出した本の著者ノーグレンさんが、やっぱりドクターのときに娘を産んで、自分の時間が有限でないことに気づかされたことで博士論文を書き上げることができた……と書いていたけど、わたしも似たような気分です。(年齢はだいぶ違うけどね。)

「やろうと思えば今日からでも遅くない」……土産物屋で買った陳腐な飾り物のこの言葉を毎日見つめてきた6年間。よくやってきたなぁ……と、とりあえずは自分を誉めてやりたい気分です。